2023年学術誌引証報告発表 南開大学主催学術誌eScienceは国産学術誌第1位

近日、科叡唯安(Clarivate)社2023年の引報告書(Journal Citation Reports、JCR)を発表した。教育部が管理し、南開大学と科愛が協力して創設した国際化学学術誌eScience初の影響因子(Impact Factor、IF)は42.9で、学術誌が所属するElectrochemistry、Materials Science Multidisciplinaryの2つの細分分野の中でいずれもQ 1分区にランクされ、そのうちElectrochemistry分野45冊の学術誌中で1位、Materials Science Multidisciplinary分野438冊の学術誌中で3位、全学術誌中で31位、国産学術誌中では第一となり、年度新突破を実現した。

eScience(国際出版番号ISSN:2667-1417、国内出版号CN 12-1468/O 6(中国語名:電気化学とエネルギー科学、略称e科学)は2021年に創設され、創刊編集長は南開大学陳軍院士である。eScienceのeはエネルギー、電気化学、エレクトロニクス、環境などの英語の頭文字であり、学術誌がエネルギー、電気化学、エレクトロニクスと環境関連分野及び学際的学科オリジナル性、重要性と普遍性を持つ最新の研究成果を発表することに力を入れるという意味を持っている

近年、我が国の電気化学/エネルギー関連分野の科学研究は盛んに発展し、電気化学/エネルギー関連分野に従事する科学研究者は年々増加し、毎年関連分野でかなりの数の論文が発表されている。しかし、国内の電気化学/エネルギー関連学術誌の建設は相対的に遅れており、化学、材料、物理、エネルギー、エンジニアリングなどの学際的分野の重要な科学技術成果発表するプラットフォームが不足している。この背景の下で、eScienceは南開大学と化学学院の支持の下で創刊され、国内外の科学研究者に学術交流プラットフォームを提供し、国内外の優れた科学者をより多く誘致して重要な成果を発表し、我が国の電気化学、エネルギー、エンジニアリング及び学際的分野の学術影響力と国際的地位を高め、科学技術強国の建設に奉仕し、「カーボンピークアウト」と「カーボンニュートラル」国家重要戦略の実施を支援することを目的としている。

学術誌の関係責任者は、「今後eScienceは海外の研究者や青年学生との交流と相互作用をさらに強化し、多ルート、多プラットフォーム、多次元の交流と伝播方法を積極的に模索し、学術誌論文を『可視、可聴、交流可能』にし、『中国に根を下ろし、世界に進出し、未来をリードする』ことを実現する」と述べた。