ノーベル賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ氏が「グローバル産業政策の復興」について語る
3月22日、南開大学は2001年度のノーベル経済学賞受賞者であるジョセフ・スティグリッツを名誉教授として招聘し、八里台キャンパスで講座を開催した。スティグリッツ教授は、「グローバル産業政策の復興」をテーマにして、見解を共有した。同教授は、現場にいた300人余りの教師や学生と深い交流を行い、中国の発展成果を高く評価したうえで、知識の拡散における政府産業政策の重要な役割を強調した。
ジョセフ・スティグリッツ氏は、アメリカ国際経済学会主席、世界銀行ベテラン副総裁兼首席経済学者、米大統領経済顧問委員会主席を歴任し、2001年にノーベル経済学賞を受賞した。彼は経済学の重要な一学科である情報経済学の創立のためにに多大な貢献をした人物である。逆選択(Adverse selection)やモラルハザードなど、彼が提唱した最先端の理論は、経済学者や政策立案者にとっても標準的なツールとなっている。全世界の公共部門経済学の分野においても最も有名な専門家として、その著作は世界で最も流行っている教材になっており、様々な言語に翻訳されている。
南開師弟対話フィールズ賞受賞者のエフィー・ジェマノフ教授
3月22日、フィールズ賞を受賞したエフィー・ジェマノフ教授は南開大学八里台キャンパスで百人余りの教師や学生と一緒に数学や人生について語り合い、科学研究の心得を分かち合った。今回のイベントは、陳省身数学研究所創立40週年のシリーズイベントの一つである。ジェマノフ教授は、数学分野におけるAIショックや、数学と物理のつながりなどについてアドバイスし、バーンサイド予想を解いた経験を共有した。同教授は「普遍的に適用される答えはなく、小さなことを積み重ねてこそ成功できる」と述べた。
ジェマノフ教授は現代において最も優れた数学者の一人であり、群論や代数学などの分野において優れた貢献をした。ベルンシュタイン問題の解決や群論と非結合代数の発展を制限する問題を解決した業績により、1994年にフィールズ賞を受賞した。
張継平院士が南開大学の「陳省身講座」のゲストに。
3月24日、中国科学院院士、北京大学博雅講座教授、中露数学センター主任である張継平氏は、陳省身数学研究所の「陳省身講座」を訪問し、「群表示論の新進展」をテーマにした学術報告を行った。張継平院士は講座において、群表示論の最新進展を紹介し、数学の各学科の協調性とつながりを強調した。第四次物理学革命における範疇理論の役割を予測し、数学研究に対するAIの影響を討論した。
孫昌璞院士が「南開公能講壇」を訪問
3月23日、中国科学院院士、発展途上国科学院院士である孫昌璞教授は、物理科学学院の「今日の物理」シリーズ講座を開き、「創造性学習から科学研究まで」をテーマにした特別講演を行った。孫昌璞院士は「問題を発見する」と「問題を解決する」能力の育成の重要性を強調し、創造性学習の経験を共有したうえで、「知識革新と学術のグレーゾーン」の議題を深く分析した。
国際的に有名な統計学者を「南開公能講壇」に招待
3月23日、モンテカルロ法とベイズ統計分野の国際的権威、ハーバード大学統計学部終身教授の劉軍氏と時係列分析分野の創始者の一人、英国ロンドン政治経済学院統計学部主任の姚埼偉教授が「南開公能演壇」を訪れ、「AIショック下の統計的思考」をテーマに、教師と学生との深い学術対話を行った。
劉軍教授は「モンテカルロ法:過去、現在と未来」をテーマに、AIの発展歴史を振り返り、モンテカルロ法の原理を主に紹介し、サンプリング積分、モデル最適化などの重要な方法、およびモンテカルロ法の学際分野における応用について重点的に紹介した。
姚埼偉教授は「AI時代の統計:チャンスとチャレンジ」をテーマに、統計学の発展過程を系統的に整理し、データ規模のダイナミックな変化を深く分析した。同教授はデータ科学とAIの分野をめぐって検討し、「複雑な場面においてAIには限界があるので、統計学の方法論で技術のボトルネックをブレークスルーする必要がある」と分析した。同教授は実例と結びつけて、AIツールの応用、金融製品の定価などのホットテーマにも言及し、教師と学生たちに非常に展望性のある洞察と思考を紹介した。
康楽院士が南開大学の「有名な先生の公開授業」のゲストに
3月19日、国際的にも有名な生態ゲノム学の専門家、中国科学院院士の康楽氏が南開大学の「有名な先生の公開授業」--「生物科学の現状と未来」の授業に招かれ、「バッタの群集と災害の神秘」をテーマに、同院士のチームによるバッタ災害メカニズムと生態の予防・製御分野における画期的な成果を系統的に説明した。
銭乗旦教授が南開大学で史学「雷海宗講座」
3月24日~28日、有名な歴史学者、北京大学博雅講席教授の銭乗旦氏が南開史学「雷海宗講座」を訪問し、下記の3回のシリーズ講座を開いた。『「世界史」「全世界史」とその他』『同盟か孤立か?イギリスの外交戦略』『文明の生成、発展と運行メカニズムの解析』。
王汎森教授が南開大学の「鄭天挺講座」のゲストに
3月18日、有名な歴史学者である王汎森教授が南開大学の第1回「鄭天挺講座」を開き、「史家の芸」をテーマに講座を開いた。
王汎森教授は、梁啓超が南開大学で行った講義を参考にし、言語スタイル、比喩、修辞、語彙などの面から、異なる時期における梁啓超の「史学用語」の変化を分析した。
(Edited and translated by Nankai News Team.)